00190823

■ネット利用時間、「1日6時間以上」でテレビを上回る――IBM調査 - ITmedia News

米国IBMが8/22に発表した調査。しかも米国だけかと思ったら、米英独日豪での調査。なので「アチラで起こってること」ではない、378人の日本人にも調査してある。そしてこの調査によれば、やはりインターネットの利用時間のほうが勝っている。

11p "Use of Content Services どのようなコンテンツサービスを使っているか"。

UGC=User Generated Content 日本流で言えばCGMが一位。


15p "DVR Impact on Overall TV Consumption デジタルビデオレコーダー購入後テレビ視聴がどのぐらい変わったか"

56%=変わらない
32%=減った
12%=増えた


p19 "Which websites do you frequent the most for video content? 映像コンテンツを見るためにどういったサイトを訪れますか?"

42%=YouTubeのようなユーザーコンテンツの集まるサイト
41%=検索サイト

SNSサイトと答えたのは5%のみ。


p22 も面白いですが、これはご自身でちょっと覗いてみて考えてみてください。

p33 "When spending time on the internet, what advertising formats do find LEAST annoying? インターネットを使っているとき、どのような広告がもっともうっとうしくないですか?"

30%=バナー広告
30%=映像の前後につく動画広告
19%=Googleなどで検索した後に出てくるコンテンツ連動型広告
13%=動画の周りに出てくるスポンサーからのメッセージ
5%=動画の中に挿入される動画広告
2%=広告によって無料で見るよりも小額ならお金を払う


p34 "When spending time on the Internat, what advertising format do find most annoying? ネットを使ってるとき、どのような広告がもっともうっとうしいですか?"

56%=動画を見ているときに挿入される動画広告


p36 "Users Interested in Online Video - Ad-supported vs paid content ONLINE ネット上で動画をみるとき、広告型か有料型、どちらが支持されるか"

81%=無料なら、動画の前後の広告を見る
15%=月2-3ドル程度である程度のクオリティなら有料で広告なしがいい








※ちなみにIBMによるプレスリリースはこちら。日本の分はこちら

※ちなみに日本人に関する調査で p5 は年収に関する調査。年収レンジを見ると、年収20万ドルが58%を占める、となっているのはちょっと?(ただし58%が回答拒否)。

00190813

テレビ録画に「DVD・HDDレコーダーを最も利用している」は47.5%
録画した番組を視聴する際、半数以上が「テレビCMの大半をスキップ」


iMiリサーチバンク 2007年3月調査


テレビCMの非視聴率は35.1%



非視聴率とは面白いキーワード。

ただ、実際調査を読んでいくと、スキップ率のことかなと。
なので、スキップ=非視聴と言ってしまうのはちょっと“スキップ”してる気がするが、各メディア間の比較データとしては非常に役に立ちそう。

00190810

女性の3割、携帯電話でダイエット関連商品の購入経験あり--MMD研究所調べ(2007年8月発表)

7月にモバイルコマースを利用した人に対する調査。

この時期のモバイルコマースでの売れ筋は、

男性の場合、「CD・DVD(音楽)」(21.2%)、女性は「衣料」(28.0%)でそれぞれ1位。

商品説明や広告表現で「過剰だ」と感じたことがあるかと尋ねたところ、76.2%の回答者が「ある」と回答した。また、過剰と感じたことがあると回答した人を対象に、「過剰な表現」と感じた商品の購入を控えたことがあるかと聞くと、70.2%が購入を控えたことがあると回答した。


パーソナルなメディアでの広告表現は、購入意向に相当影響するのではないか?
当然全てのメディアで広告表現は、消費者の態度に影響を及ぼすが、それはブランド好意度など above the line の領域に影響することが多いと思われる。しかしこのモバイルコマースの例で見ると、70.2%が“購入を控える”と答えているので、below the line での影響が相当出るのだろう。

※本調査は、モバイルサイト内での調査なので、コマース経験者の数値などは実際のマーケットではもっと低いとも考えられることに注意。

00190809

利用率が最も高い課金形態は「完全無料」型

矢野経済研究所、より。2007年5月。

・PCインターネット向けオンライン・ゲーム・サービス利用者、携帯電話機向けのオンライン・ゲーム・サービス利用者、共に「完全無料」型のオンラインゲームの利用経験が高い。
・PCインターネット向けオンライン・ゲーム利用経験者の89.3%、携帯電話機向けの54.8%がそう答える。


面白いことに、モバゲーなどの人気によって、携帯電話機向けの無料ゲーム利用者が相当数かと思いきや、まだまだ携帯については課金モデルの利用者が多いのだろうか、PC向けのほうが“無料”利用者の占める割合が大きい。

“無料”のモデルの多くはその収入を広告モデルに依存するため、ゲーム内広告市場に追い風、というデータとも言えるだろう。

ただしあくまでも「広告枠設置」に対するオポチュニティがある、ということであって、広告主の ads spending のポテンシャルがある、というわけではないが。

いやしかし、チャンスはあるということだ。

In-Game Ads Can Increase Brand Familiarity 64%, Purchase Consideration 41%

Nielsen Entertainment と Microsoft に買収された Massive Inc. による。

ゲーム内広告でのキャンペーン前と後では、

ブランド好意度(brand familiarity)が平均64%アップ。
ブランド知名度(brand rating)が平均37%アップ。
購買検討(purchase consideration)が平均41%アップ。
広告想起(ad recall)平均41%アップ。
広告知名(ad rating)は平均69%アップ。


ということらしい。

他の、experience型の広告のシカケもこんな感じなのかもしれない。

Online Video Quality Impacts Audience Retention, Revenue Opportunities

Akamai と JupiterResearch による。

・46%のオンライン消費者が一ヶ月に一度以上ネット上の動画コンテンツを視聴している。

・ブロードバンドユーザーのうち、43%が少なくとも一週間に一回は動画コンテンツを見ている。

・また、80%の動画視聴者は広告については動画コンテンツを無料で見れることとトレードオフであると受け入れている。

・一週間に一度は動画コンテンツを見ている消費者のうち60%は、視聴体験が良くなかった場合、そのサイトを再び訪れたくはない、としている。

00190808

■Webの利用時間、新聞を超える勢い――米調査 - ITmedia News


インターネット利用時間>新聞購読時間、映画・音楽を楽しむ時間

2006年 広告媒体トップ2は新聞(557億ドル)とテレビ(487億ドル)

2011年 インターネット広告が最大の広告媒体(630億ドル)という予測。

消費者のメディア利用時間が前年比減=1人当たりの利用時間=年間3530時間(0.5%↓)
⇒“デジタルメディアの利用は従来型メディアよりも時間が少なくて済む”
⇒地上波テレビやCATV=1セッション当たり30分以上視聴
⇒オンラインでユーザー生成ビデオの視聴に費やす時間=5~7分

インターネットのおかげで職場でのメディア利用時間が増加している
⇒「組織内のエンドユーザー」による1人当たりメディア利用時間は3.2%増の260時間

00190807

■「広告媒体の注目度」に関する調査結果 by gooリサーチ(2006年4月)


(1) ネット利用が普及する一方で、依然としてテレビ広告の注目度が大差をつけて1位、次いで新聞広告。
最も視聴する広告として約6割の回答者がテレビ広告を選んでおり、テレビCMが依然として圧倒的な地位にあることが明らかになった。実際にテレビCMを視聴する割合も8割以上で、消費者の関心の強さがうかがえる。
最も視聴している広告の2位は新聞広告で、高齢層になるほど占める割合が高くなる。

(2) PC上のバナー広告の注目度は比較的高く、実際に商品購入に結びつく割合が高い。
最も視聴する広告で全体の約一割がPC上のバナー広告を選んでおり、ラジオ・雑誌を抜き3位であった。一方、携帯電話のバナー広告については0.3%にとどまる。また、広告が消費者の購買行動につながるかどうかについて、PCのバナー広告は約2割が購入しているのに対し携帯電話のバナー広告は約8%にとどまり、広告の訴求度に差があることが明らかとなった。

(3) 消費者一人ひとりの思考や行動様式に合わせた広告に対するニーズが高まっている。
自分自身の購買行動・消費行動に合わせた広告を期待する声が高まっており、インターネットや携帯電話を使ったサービスなど、一人ひとりに対し異なった広告を発信していくような新たな広告展開が発展の鍵を握っていると言える。

00190803

■増えるモバイル向け検索サービスの利用--モバイルサイトでもSEOやSEMが重要に

IMJモバイルとユーティルによる調査。


モバイルサイトを閲覧するきっかけ(複数回答)

1位=(各キャリアの)メニューリストから(40%)
2位=パソコンから(36%)
3位=モバイルの検索サイト(30%)

すでに目当てのサイトがある場合

メニューリスト利用派:検索サイト利用派
=51.2%:18.9%(→昨年調査と比べて11%増加)


1週間以内に公式メニューの検索機能を含めてモバイル向けの検索サイトを利用した人=38.8%
1カ月以内の利用者は59.9%


回答者を高校生のみに絞り込むと、

閲覧のきっかけにモバイル向けの検索サイトを利用する割合=45.5%
目的サイトへの到達手段=検索サイト利用派=43.2%(前回調査から10.7%伸び)


モバイル向けの検索サイトの認知率

Yahoo!モバイル=76.9%
Googleモバイル=49.8%


検索サイトをブックマークまたは画面メモに登録して利用しているというユーザー=41.7%

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