00190924
■ゴールデンアワーはテレビよりゲームが強い--米ニールセンが狙う新広告市場:ニュース - CNET Japan
「東京ゲームショウ2007」でのNielsenの発表。
発表された調査によると、アメリカ人のゲーム機器の保有比率は、
全体の53%
となっており、年代別で見てみると、
12~17歳では5人に4人(=80%!)
18~24歳では74%
がゲーム機器を持っている。
発表した同社のHerrmann 氏によると、アメリカ市場における"TIVO"(記事中"DIVO"とあるが"TIVO"の間違いでは?)の保有率は17%にすぎないらしい。
なので、メディア接触率的にみると、"TIVO"のようなDVR(デジタルビデオレコーダー)よりも、ゲームのほうがマーケットが大きいように思える。しかし広告業界でばDVRのほうが注目されてはいるが。
日本でも、カジュアルゲームと呼ばれるゲームカテゴリーにおいてオンラインゲームの利用者数が増えているらしい。アメリカと比べて、スポーツやリアリティゲームがいまいち普及しない一方、この分野は注目だ。特にハンゲームなどは早々と1000万以上のユーザーを数年前に獲得し、今では2200万人分の登録ID,同時接続者平均12万8000人、という数字を誇っている。また、PS3と比べて誰でも遊べるカジュアルゲーム志向のWiiのインターネット接続機能も見逃せない。
さて、日本ではこの分野はいつバケる?
00190922
■テレビと新聞は相互に利用を促進、雑誌閲読のきっかけは「店頭」など
日経リサーチによる調査。
なにをきっかけにテレビを見ることにしたのか?
テレビ番組 60.8%
新聞記事 46.4%
テレビCM 34.8%
新聞閲読のきっかけは?
新聞記事 66.7%
テレビ番組 23.8%
新聞広告 15.7%
雑誌閲読のきっかけは?
新聞広告 28.2%
店頭 26.3%
雑誌 22.3%
年代別で見てみて面白いのは、
雑誌閲読のきっかけ、
若年層→店頭
高齢層→新聞広告
が高い、ということ。どのターゲットに売りたい本なのか?によってコンタクトポイントは変わる。
■KLabが携帯動画の視聴に関するアンケートを実施
~ 92%が携帯動画を視聴、携帯のみでの視聴がPCのみを上回る ~
※本調査は同社のケータイコインというサービスの利用ユーザーのみが対象ゆえ、インセンティブ効果があるやもしれず、データの妥当性は不明だが、参考として。
調査対象サンプル(8141人)の比率は、au:3755人(46%)、DoCoMo:3895人(48%)、SoftBank:491人(6%)
デモグラフィックは、女性56%、男性44%、年代は30代37%、20代35%、40代15%
携帯で動画を見たことがあるユーザーは92%
たまに無料で見る 40%
よく無料で見る 33%
=無料で見ている 73%
たまに有料で見る/よく有料で見る 1%
一度でも携帯動画を見たことがある 92%
ではどういったタイミングで見ているのか?
1人で学校や会社が終わったときのリラックスしているときに見る 38%
1人で夜寝る前に見る 27%
1人で昼休みや長い休憩時間に見る 23%
やはり携帯は“ひまつぶし”メディア?
同社の考察では、「テレビやPCが無い状況下で見ることができる便利さや、手元だけの操作で視聴可能な手軽さ、PCなどの動画を見るメディアが自室に無いことなどが理由として考え」られる、とあるが、これらは状況的に代替手段として携帯を使う理由(=つまり“テレビやPCが無いから携帯を使う”、“手元だけの操作ができるから携帯を使う”、“PCなどで動画を見たいがそれがないから携帯を使う”ということ)に対する話となるため、↑の調査から導き出されるような考察ではないと思われるので、このコメント部分は相当疑問。↑の“”で書いたような質問項目があればこれらも成立するのだが。
携帯動画に対するイメージ。
画面が小さく見づらい 71%
画質・音が悪い 51%
配信コンテンツの長さが短い 48%
調査原本を見ていないので分からないのだが、もしかしてネガティブな質問項目しか並んでいない???
では現状に満足しているのは?
今の携帯動画で満足している 6%
↓このデータは面白い。
一度サイトに接続するのが面倒だ 27%
“一度アプリを立ち上げて、そこからサイトにアクセスするアクションが面倒と感じており、テレビと同じようにアプリを起動したらすぐに番組を選べて動画を見ることができる機能をアプリに求めている”
ここまで具体的に“求めている”とは調査結果からは導きだされない(27%しかいないし、しかも「面倒だ」ということにしか回答していないので、それがすなわち書かれたような機能が必要だ、ということにならないので)が、こうした機能がソリューションになる可能性はある、ということになろう。
携帯動画の利便性について
暇な時に時間つぶしができる 62%
携帯動画の視聴時間。
5分以下~5分位 54%
よく見る携帯動画のジャンル。
男性。
音楽 51%
アダルト 39%
バラエティ 23%
映画 22%
女性。
音楽 71%
アニメ 24%
バラエティ 22%
意外とニュースが少ない。あとこれは現時点で“無料”提供されているコンテンツの量にも左右されると思われる。
どうやって、携帯動画サイトへアクセスするのか?
携帯電話の検索サイト 65%
キャリアのサイト 34%
どういったキーワードでサーチしているのか気になる。
よく見る携帯動画サイト。
モバイルGyaO(一般サイト) 35%
ニコニコ動画モバイル(一般サイト) 10%
その他 27%
“その他には、PCで人気の無料動画サイト「ニコニコ動画」や「YouTube」の携帯版と回答したユーザーは少なく、まだPCほど浸透していないようです”
?
ニコニコ動画モバイルがあがっているのに、このコメントは?
またYouTubeの携帯版は日本でサービスインしていないので、そりゃ回答する人はいないのでは?
PCで動画を普段見ているユーザーのうち携帯動画を視聴している人。
PC動画も携帯動画も見ている 66%
PC動画は見ないが携帯動画は見る 21%
PC動画は見るけど携帯動画も見ない 8%
PC動画も携帯動画も見ない 5%
“PCだけで動画を視聴しているユーザーは8%と少なく、携帯だけで動画を見ているユーザーが多い”
うーん、これはサンプルを考えると一般化できないような。ただ、PC動画も携帯動画も見ている人が多いという傾向は、明らかにでているので、回答の“傾向”は妥当でしょう。
「携帯動画を見る」87%のユーザーのうち「PC動画は見ない」21%と回答したユーザーの多くは、PCを持っていない若い年齢層と考えられます。
(これはデータの偏りを示す?)
全体的に、サンプルが偏っているのではないか?とか質問項目と考察が多少我田引水な部分も見受けられる調査だが“傾向”として見ておくには役立つデータ。
00190918
■モバイル広告に関する調査--バナー広告のクリック経験者は22.7%:リサーチ - CNET Japan
Webマーケティングガイド/ネットエイジアリサーチの共同調査。
検索結果画面に広告が表示されることを認識している人の割合。
「知っている」64.3%
「知らない」35.7%
ちなみに前回調査では、「知らない」というユーザーの数は35.5%。変化なし?
モバイルサイトで表示される広告をクリックしたことがあるかどうか。
「クリックしたことがない」71.7%
「クリックしたことがある」28.3%
インターネット広告の初期の頃の資料が手元にないのでわからないが、ちょっと調べてみねば...
クリックしたことのある広告の種類。
「テキスト広告」11.7%
「バナー広告」22.7%
モバイルの広告については、ディーツーコミュニケーションズが2000年6月、旧エイワンアドネット(現メディーバ)の設立が2000年12月なので、少なくとも7年ぐらいの歴史となる。それからするとこの数値はちょっと低いのではないか?
広告が認識されていない。それが、広告だと認識されないぐらい消費者にとってコンテンツと溶け合っている情報なので、広告“として”認識されていないのであればいいが、もしそうでなくって上記のデータが数値・文字通りの状況を表しているのであれば、当然広告としての効果もPCインターネットと比べて相対的に低いと思われてしょうがないだろう。しかしながら実のところは、広告出せる媒体の数、ユーザーが接する広告の数がPCインターネットよりは少ないと想定されるので、消費者の数に比べて、そのニーズや興味にあった広告の数が少なく、結果としてクリックされない(=同じ広告ばかり出ている)ということもあるのかもしれない。まぁ、僕はこの後者の仮説が結構真実ではないか、と思うのですが...
Labels: Japan, モバイル検索連動型広告, モバイル広告
00190916
■検索エンジン相関図 2007年9月版 (αSEO)
株式会社アイレップのSEO/SEM情報ブログ、αSEOにて、検索エンジン相関図更新。
あまり動き無く、膠着状況か。
Labels: モバイル検索連動型広告, 検索エンジン, 検索連動型広告, 市場データ, 市場地図
00190910
2006年、首都圏の一般家庭に配布された折込広告
1世帯当り1ヶ月の平均枚数=632.2枚
前年比 1.7%増。この数年伸び続けているらしい。
サイズは、B4、B3サイズが主流。
やはり、小売店、サービス関連広告主が出稿主として大口。
この資料の中にある、曜日別出稿状況を見ると、業種別に「広告をしたいタイミング」がほの見えて非常に役に立つ。
これを使って、ネット広告の時間帯別配信を使ったら、“チラシ to Web”“チラシ to Search”戦術・戦略が面白いことになるのではないか?
00190907
■半数以上が百貨店サイト閲覧も、サービス利用は少数~マイボイスコム
マイボイスコムによる、デパート(百貨店)のWebサイト利用動向調査。
百貨店サイトの閲覧経験率=59%
半数以上とは驚き。スクリーニング条件が気になる。
うち、
サイト内のサービスを利用した人=16%
利用したことがない人=43%
閲覧目的の利用が多い?
実際に訪れたことのあるデパート(百貨店)サイトでは、
高島屋 45%
伊勢丹 32%
三越 32%
大丸 26%
そごう 20%
サイトの評価では、
「見やすさ」や「わかりやすさ」が感じられたサイト
高島屋 15%
伊勢丹 12%
だが、
あてはまるものはない、という回答 47%
閲覧目的のニーズにあったサイトのデザインになっていないということか?
定期的に閲覧している百貨店サイト
高島屋 7%
伊勢丹 6%
しかし前項目と同様に、
特にない 71%
となっている。
つまり、
百貨店サイトを訪れる人は多いわけだが、そのニーズにあったサイトデザイン・設計になっていない。
百貨店サイトのトラフィックはリピートユーザー/ロイヤルユーザーの数に比例する。
といったことか。
また、
お中元・お歳暮を贈る際にWebサイトを利用したという回答 28%
内訳は、
オンラインショッピング 15%
デパート(百貨店)のホームページ 12%
となっている。
しかし一方で、
お中元、お歳暮でホームページを利用したことはない 63%
となっており、もしこれが消費者のアテンションを高めていないせいだ、ということであれば、検索連動型広告やコンテンツ連動型広告をお中元・お歳暮時期に活用するのは相当ねらい目かも。
参考として、
Webサイトでお中元・お歳暮の商品を決定したタイミングについて、
最初から、商品や銘柄は特定のものに決めていた 17%
いくつか候補を絞った上でホームページを参考にして決めた 50%
となっており、サイト閲覧時に特に決めていなかった人は27%となっている。
これを見ると、検索連動型広告で17%の特定商品目的買い層を確率よくつかまえ、50%の人々をコンテンツ連動型広告でつかまえていく、というプラニングをすると確実、と思う。当然それぞれはフェーズが違うので、広告メッセージは同じものではいけないだろうが。
※なんと12,350件の有効回答の結果らしい。すごい。
Labels: WEBサイト, コンテンツ連動型広告, 業種別, 検索連動型広告, 情報行動
■日本の有力広告主の60%以上がインターネット広告を使用~シード・プランニングが調査(Japan.internet.com)
日本の有力広告主の何割がネット広告を使っているのか?という意外と珍しいデータ。シードプラニングによる。
インターネット広告の使用率は61.4%
インターネット広告使用率全業種平均(61.4%)より高い業種
情報・通信業82.1%
不動産・住宅設備業72.4%
金融・保険業70.0%
インターネット広告使用率全業種平均(61.4%)より低い業種
食品業50.0%
流通・小売業50.7%
エネルギー・素材・機械業で32.0%
ふむ。感覚値では、飲料系なども少なそうだったんだが。。。
いずれにせよ、使用率が少ない業種を中心にもっと使っていただくための手法を開発したらまだまだネット広告は伸びるかも。
原本にあたるならこちらを。
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