00190922

■KLabが携帯動画の視聴に関するアンケートを実施
~ 92%が携帯動画を視聴、携帯のみでの視聴がPCのみを上回る ~


※本調査は同社のケータイコインというサービスの利用ユーザーのみが対象ゆえ、インセンティブ効果があるやもしれず、データの妥当性は不明だが、参考として。

調査対象サンプル(8141人)の比率は、au:3755人(46%)、DoCoMo:3895人(48%)、SoftBank:491人(6%)

デモグラフィックは、女性56%、男性44%、年代は30代37%、20代35%、40代15%

携帯で動画を見たことがあるユーザーは92%

たまに無料で見る 40%
よく無料で見る 33%
=無料で見ている 73%

たまに有料で見る/よく有料で見る 1%

一度でも携帯動画を見たことがある 92%


ではどういったタイミングで見ているのか?

1人で学校や会社が終わったときのリラックスしているときに見る 38%
1人で夜寝る前に見る 27%
1人で昼休みや長い休憩時間に見る 23%


やはり携帯は“ひまつぶし”メディア?

同社の考察では、「テレビやPCが無い状況下で見ることができる便利さや、手元だけの操作で視聴可能な手軽さ、PCなどの動画を見るメディアが自室に無いことなどが理由として考え」られる、とあるが、これらは状況的に代替手段として携帯を使う理由(=つまり“テレビやPCが無いから携帯を使う”、“手元だけの操作ができるから携帯を使う”、“PCなどで動画を見たいがそれがないから携帯を使う”ということ)に対する話となるため、↑の調査から導き出されるような考察ではないと思われるので、このコメント部分は相当疑問。↑の“”で書いたような質問項目があればこれらも成立するのだが。


携帯動画に対するイメージ。

画面が小さく見づらい 71%
画質・音が悪い 51%
配信コンテンツの長さが短い 48%


調査原本を見ていないので分からないのだが、もしかしてネガティブな質問項目しか並んでいない???

では現状に満足しているのは?

今の携帯動画で満足している 6%


↓このデータは面白い。

一度サイトに接続するのが面倒だ 27%


“一度アプリを立ち上げて、そこからサイトにアクセスするアクションが面倒と感じており、テレビと同じようにアプリを起動したらすぐに番組を選べて動画を見ることができる機能をアプリに求めている”

ここまで具体的に“求めている”とは調査結果からは導きだされない(27%しかいないし、しかも「面倒だ」ということにしか回答していないので、それがすなわち書かれたような機能が必要だ、ということにならないので)が、こうした機能がソリューションになる可能性はある、ということになろう。


携帯動画の利便性について

暇な時に時間つぶしができる 62%



携帯動画の視聴時間。

5分以下~5分位 54%


よく見る携帯動画のジャンル。

男性。

音楽 51%
アダルト 39%
バラエティ 23%
映画 22%

女性。

音楽 71%
アニメ 24%
バラエティ 22%


意外とニュースが少ない。あとこれは現時点で“無料”提供されているコンテンツの量にも左右されると思われる。


どうやって、携帯動画サイトへアクセスするのか?

携帯電話の検索サイト 65%
キャリアのサイト 34%


どういったキーワードでサーチしているのか気になる。

よく見る携帯動画サイト。

モバイルGyaO(一般サイト) 35%
ニコニコ動画モバイル(一般サイト) 10%
その他 27%


“その他には、PCで人気の無料動画サイト「ニコニコ動画」や「YouTube」の携帯版と回答したユーザーは少なく、まだPCほど浸透していないようです”

ニコニコ動画モバイルがあがっているのに、このコメントは?
またYouTubeの携帯版は日本でサービスインしていないので、そりゃ回答する人はいないのでは?

PCで動画を普段見ているユーザーのうち携帯動画を視聴している人。

PC動画も携帯動画も見ている 66%
PC動画は見ないが携帯動画は見る 21%
PC動画は見るけど携帯動画も見ない 8%
PC動画も携帯動画も見ない 5%


“PCだけで動画を視聴しているユーザーは8%と少なく、携帯だけで動画を見ているユーザーが多い”

うーん、これはサンプルを考えると一般化できないような。ただ、PC動画も携帯動画も見ている人が多いという傾向は、明らかにでているので、回答の“傾向”は妥当でしょう。

「携帯動画を見る」87%のユーザーのうち「PC動画は見ない」21%と回答したユーザーの多くは、PCを持っていない若い年齢層と考えられます。
(これはデータの偏りを示す?)


全体的に、サンプルが偏っているのではないか?とか質問項目と考察が多少我田引水な部分も見受けられる調査だが“傾向”として見ておくには役立つデータ。

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